見た目、名前、レースぶり、全てを統合したら、
このハーツクライちゃんに叶うお馬は私の中にいないわw
国内で唯一、あの史上空前の最強馬ディープインパクトに勝った馬。
それだけでもハーツクライちゃんの凄さは評価できるわね。
世代から見れば、ハーツクライちゃんは恵まれなかったといえるかもしれないわ。
同世代にはキングカメハメハ、ダービーは彼の2着だったわ。
他にはダイワメジャー、そしてついこの前まで走っていたカンパニーなんかもいたわ。
そして間を挟むように、一つ上の世代にゼンノロブロイことゼンノロちゃんw
一つ下の代はディープインパクトよ。
いくらなんでも競争率激しすぎ!
これは子供たちの世代にも共通することね。
サンデー系の牝馬は自然とキングカメハメハや海外種牡馬に流れていくけれど、
非サンデー系の牝馬は、ディープにダイワメジャーにゼンノロちゃん、
他にもたくさんのサンデー系実績種牡馬がいて、
お婿さん探しはよりどりみどりだわ。
サンデー血統の中では、国内GⅠ一勝のハーツクライちゃんは少し影を踏んでいるわね。
あの歴史的ラップを刻んだジャパンカップ、
アルカセットの2着に食い込んだことはもっと評価されてもいいのに。
ドバイシーマクラシック制覇にキングジョージ3着。
海外で実績をあげているのだから、
種牡馬として海外からお声が掛からないものかと期待しているのだけれど、どうかしら。
このまま日本にいても陽を浴びる日は果てしなく遠く感じるわ。
もちろんそれは、初年度産駒が全く奮わなかったらの話だけれど。
とはいえ種牡馬生活をディープと同時に始めたことのハンデは大きいわね。
ディープの初年度産駒はざっと数えて150頭、対してハーツクライちゃんは80頭ほど。
さらに相手牝馬の質も加味すると、なんとも言い難しだわ。
そのハーツクライ初年度産駒の中で、
あえて期待できそうな仔を挙げてみるなら(あくまで個人的意見よ)、
ビハインドザマスクの仔なんてどうかしら?
彼女の父がホワイトマズル、クラシックディスタンスを得意としたハーツクライちゃんの種と相まって、
より中距離以上に磨きがかかると思うの。
ビハインドザマスクのお母さんとしての才能はまだ未知数だけれど、
初めての男の子だし追いかけてみる価値はありそうね。
先日DVDを観て初めて知ったことだけれど、ハーツクライちゃんは特徴的ながに股歩きだったそうよw
これは母の父にあたるトニービンの血が濃く出た結果らしいの。
サンデーっ子というよりは、トニービン血統としての血を繁栄させるという意味で、
ハーツクライちゃんは是非とも第二の馬生を充実させて欲しいわ。
いつかパドックで、がに股歩きのナイスガイを見かけたら、迷わずグリグリの◎ねw